ミーティング

第3回日本癌学会カンファレンス

「動物モデルによる新時代のがん研究−発症機構から治療まで」

第3回日本癌学会カンファレンスは終了しました

日時
2006年3月9日(木)〜11日(土)
会場
アートランドホテル蓼科
〒391-0395 長野県茅野市北山蓼科4035
Tel 0266-67-2626
参加人数
100人程度(事前登録制)
世話人
野田 哲生(東北大学医学部分子遺伝学分野)
中村 卓郎(癌研究所発がん研究部)
牛島 俊和(国立がんセンター研究所発がん研究部)

本カンファレンスでは、動物モデルを用いた最近のがん研究に焦点を当てます。 遺伝子操作モデルの現状や、目覚ましい進歩を遂げつつあるin vivoイメージング、動物モデルを利用したドラッグデリバリーの手法が、がん研究にどう寄与するか具体例を紹介します。 同時に、がんの生物学的特性や発がんのメカニズムを解き明かすための動物モデルの有効な利用法についても発表を予定しております。 一般参加者の方にはポスター発表をお願いし、優れた内容のものは口頭で発表して頂きます。 会全体としては、動物実験に課せられた使命、新しい可能性、将来への展望を考えながら、研究者間の活発な討論の場としたいと考えています。 若手の研究者を初め、皆様のご参加を期待しております。

参加申込み方法・費用

申込み方法
下記の癌学会カンファレンス開催事務局までE-mailで参加申込みをしてください。事前登録制とし、筆頭発表者を優先しますので、筆頭演者は下記の要領で抄録を添付してください。参加者名、施設名、連絡先をご記入のうえE-mailで mousesymp@jfcr.or.jp宛でお申込みください。原則として3日全日参加とし、3月9日(木)、10日(金)のアートランドホテル蓼科での2泊となります。申込み最終期限は2006年2月4日(土)とします。
参加費用
20,000円前後(2泊宿泊代・食事代(三食)を含む)
演題受付
2006年2月4日(土)まで
申込先
(財)癌研究会癌研究所発がん研究部内 癌学会カンファレンス開催事務局
〒135-8550 東京都江東区有明3-10-6
Tel:03-3570-0462 Fax:03-3570-0463 E-mail:mousesymp@jfcr.or.jp
申込方法
  1. タイトル、著者名、所属機関名、抄録本文をワードで作製し、E-mailにて添付ファイルで送付してください。
  2. フォントは明朝体、12ポイントを使用し、全文600字以内で作成してください。
  3. 図表は用いないでください。原則としてMicrosoft Word(Windows98以降のバージョンまたはMacintosh OS9、OSX)を使用して下さい。
  4. メールエラーを避けるため、メール送信後、休日を除いて3日以内に「受領確認」のメールが事務局から来ない場合は、御手数ですが、事務局まで電話等で御連絡下さい。
発表形式
  1. 原則としてポスター発表ですが、口演を希望される場合はその旨をお知らせ下さい。但し、ポスター/口演の判断は事務局に御一任下さい。
  2. カンファレンス第1日目3月10日(木)午後にポスター掲示をしてください。
  3. ポスター討論は第2日目3月10日(金)午後17:30〜午後19:00です。
  4. 3月11日(土)午前中に取り外してください。
掲示スペース
開催事務局より演者に直接連絡いたします。

カンファレンスの目的

がんの発生と進展、それに伴う細胞機能や個体のホメオスターシスの異常に関して多くの知見が明らかにされてきている。培養細胞を利用した実験系や無細胞のシステムは近年益々疾病研究に貢献しているが、反面動物モデルを用いたがん研究も重要度を増す一方である。遺伝子機能の解析手段として遺伝子改変モデルを用いた研究は、標準的な研究方法として多くの研究者に広く使用されていて、より高水準のモデル研究が求められている。また、in vivoにおける生命現象の観察方法が進歩した結果、phenotypeとgenotypeの充分な対応付けが可能になってきている。このようなテクノロジーの進歩は、動物モデルを利用した研究をがんの生物学的・遺伝学的特性の解析、治療や予防への応用に指向させることを従来に比べて容易にしてきている。そこで、本カンファレンスでは第一線で活躍する研究者の報告を基調に、動物モデルを利用したがん研究の新しい方法論や関連技術について、最新の情報を紹介すると共にさらなる革新と応用を目指した議論を進める。

カンファレンスの特徴と視点

1.動物モデルを用いたがんの基礎研究の進歩
2.臨床応用を目指した次世代の動物モデルの利用法
3.第一線研究者の基調講演とエキスパートの司会によるテーマ毎の十分な討論
4.最新技術の紹介
5.次世代研究者の育成

プログラム

3月9日(木)
開会の辞
13:20-13:30
セッション1
13:30-16:00
発生工学を用いたがん関連遺伝子機能の解明
司会:野田哲生(東北大、癌研) 野田哲生(東北大学大学院医学研究科分子病態解析、癌研究所細胞生物部)
発生工学のいま
木南 凌(新潟大学大学院医歯薬総合研究科遺伝子制御)
胸腺リンパ腫発症の多段階発がん過程
鈴木 聡(秋田大学医学部構造機能医学)
組織特異的遺伝子欠損マウスを用いたPTEN/PI3キナーゼ経路による生体制御
セッション2
16:00-18:30
生体を用いた遺伝子情報制御システムの解明
司会:佐々木裕之(国立遺伝研)
佐々木裕之(国立遺伝学研究所)
Dnmt3aとゲノムインプリンティング
牛島 俊和(国立がんセンター研究所発がん研究部)
動物発がんモデルでのエピジェネティックな異常
山田 泰広(岐阜大学)
DNAメチル化の大腸発癌への修飾
3月10日(金)
セッション3
9:00-12:00
生体を用いた発がん因子の評価
司会:立松正衞(愛知がんセンター)
立松正衞(愛知県立がんセンター腫瘍病理学)
ヘリコバクターによる発がん促進
福島昭治(大阪市立大学大学院医学研究科都市環境病理学)
化学発がんにおける”閾値”の検証
白井智之(名古屋市立大学大学院医学研究科実験病態病理学)
ラット肝における遺伝子発現プロファイルによる化学物質の肝発がん性予測
菅野 純(国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験研究センター毒性部)
Percellome Projectによる発がん関連transcriptomics
セッション4
13:30-15:00
生体を用いた蛋白合成・分解制御システムの解明
司会:中山敬一(九州大)
中山敬一(九州大学生体防御医学研究所分子発現制御)
ユビキチン化と細胞周期
畠山鎮次(北海道大学大学院医学研究科生体機能学)
ユビキチンリガーゼエンジニアリングによるがん治療
千葉智樹(筑波大学生命環境環境科学研究科)
ノックアウトマウスを用いたユビキチン系の解析
セッション5
15:30-17:30
ポストゲノム時代の疾患遺伝子探索モデル
司会:権藤洋一(理研)
権藤洋一(理化学研究所ゲノム科学総合研究センター)
ENU mutagenesis
山村研一(熊本大学発生医学研究センター臓器形成)
ヒト疾患の解析における新しいマウスモデル
中村卓郎(癌研究所発がん研究部)
レトロウィルス挿入変異システムを用いた発がん分子過程の解析
セッション6
17:30-19:00
ポスター発表
3月11日(土)
セッション7
9:00-12:00
TR:イメージングから遺伝子治療まで
司会:落谷 孝広(国立がんセンター)
落谷 孝広(国立がんセンター研究所がん転移研究)
siRNAの全身性デリバリーによる骨転移腫瘍の治療解析
近藤 科江(京都大学大学院医学研究科放射線腫瘍学)
HIF-1を利用した腫瘍内低酸素がん細胞のイメージング・ターゲティング
片桐 豊雅(東京大学医科学研究所ゲノム解析センター)
滑膜肉腫分子標的治療を目的とした抗FZD10抗体の開発
前川 平(京都大学医学部附属病院輸血細胞治療部)
腫瘍増殖部位の特性を利用したsiRNAによる癌治療法
−臨床開発への隘路克服をめざして−(最新技術紹介)
阿部 訓也(理化学研究所バイオリソースセンター動物変異動態技術開発)
蛍光を用いたin vivoイメージングの現状と将来
開会の辞
12:00-12:10